おかんのなんでも日記(ウェールズの話が多い)

ウェールズ在住、フッと思ったことを書くだけのブログ

こんにちは 自己紹介

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こんにちは、おかんです。

英国のウェールズというところに住んでいます。

英国に住み始めて17年、国際結婚で4人の子供を育てながら、今は日本語教師と、国語の家庭教師をしています。

国際結婚というと、子供はみんなバイリンガルかというと、簡単にそういうわけではありません。世の中ではテレビに出ているタレントさんなどハーフの方など、流暢に日本語やもう一か国語を話しているので、ハーフの子供たちはみんなバイリンガルという印象をもってしまいますが、決してそんなことはないのです。

バイリンガルで流暢に話せる方は、小さいころは、お友達が土曜日遊んでいる間にも、補習校などにいったり、毎日毎日、現地の学校の宿題と葛藤し、たまには、泣きながら勉強して、日本語ともう一つの言語をマスターするのです。(もちろん、そうじゃなく、楽しく自然に学べているひとたちもいますよ。)

小さいうちは、お母さんと日本語を話し、周りの人とは現地語を話していますが、小学校に通うようになると、お母さんが日本語で話しかけても、現地 語で答えてくるようになります。その時にお母さんが頑張って「お母さんは日本語しか話せないから、あなたもお母さんには日本語を話してね」と日本語で話し続 ければ、日本語の能力は保たれるのですが、それでも意識して日本語に接する機会を作ってあげないと、日本語能力はどんどんすたれていってし まいます。

日本語学習でネックなのは、漢字ではないかと思います。

機会を見て少しづつ勉強していけばいいのですが、最初はやはり母親(父親)がみて、書き順から教えてあげて、毎日書くことを日課にしないと、子供たちは一生漢字を覚えようという気持ちも持たないと思います。でも、よくかんがえればあたりまえですよね。。日本人の子供たちだってみんな、学校から帰ってから毎日一所懸命漢字の勉強をしているのですから。

私の子供たちは、ウェールズ語と英語のバイリンガルですが、同じアルファベットを使っているので、日本語を勉強するよりもすんなりとマスターしているようです。アルファベットを使う国のもの同士のバイリンガルと、日本語とアルファベットを使う国のバイリンガルとはちょっと難しさが違うのかな?とも思います。

 

実は、うちの子供たち4人は全員日本語が上手ではありません。次男を抜かして、ほとんど話せないに近い状態です。

ひらがな、かたかなだけは、表を壁に貼り、長男が小さいころから学校に行く前にみんなで暗唱させていたので、何とか読め、私が話す日本語も少しはわかりますが、それだけです。なぜなら、わたしが、、、、怠慢だったからだと思います。。。(苦笑)

長男は言葉を話すのがとても遅く、1歳6か月くらいになっても、「まま」「だだ」くらいしか言えず、心配した主人が「きっと混乱しているに違いない、家の中の言語は英語で統一しよう」といったため、私も当時、「普通にしていれば私が日本人なんだし、日本語を話すに違いない」なんて、のんき(怠慢ですね、自分でしらべようともしなかったんですから)にしていたからです。その「普通にしていれば」という定義が、何だったのか、自分でもよくわかりませんが。。。(爆)

 

そうこうしているうちに、次男が生まれ、長男が学校に行きだした頃からは、すっかり英語だけの生活になり、長女が生まれ、次女が生まれ、兄弟同士で英語を話すようになってからは、もう「日本語」の「に」の字も我が家からなくなってしまったわけです。

 

のんきな私が気が付いた時には、、、、すっかり「日本語脳」など作るようなじょうたいではなかったんですね。

いっやーーーーー。。。くやしい。

くやしい、、といっていられないので、いろいろ考えました。

バイリンガルを育てるブログはたくさんあっても、私の子供たちにとってはもうおそいものだったんですね。なんていったて、

「10歳までに母国語が決まる」

なんて書いてあったりして、バイリンガルブログのお母様たちのブログを読んでいると、、勉強にはなったのですが、自分の馬鹿かげんに自分自身が嫌になってしまったものです。

そうはいっても、「愚痴をいっても仕方ない、、失った年月は帰ってこないし、、、、」と考え、

 

「そういえば、、、私たち日本人だって、英語を勉強するときに、18,19歳くらいから本格的に学んで、留学とかしちゃって、現地人並みに英語能力がつく人がいるじゃない。。語学に、年齢は関係ない!!」

と思ったんですね。

 

子どもたちに日本語を学んでもらいたい、でも、もう普通のおしえかたじゃだめだ。外国人として教えよう!!と思い、自分が日本語教師になると思って勉強したんです。

 

いま、日本語を教えながら、海外にいる私と同じような状況にいる日本人の子供たちにも国語や日本語を教えています。

もちろん!!今は自分の子供たちにも教えていますよ。

年齢によって、教え方を変えています。あたりまえですが。

16歳の長男には、「外国人用」、次男は日本語が少しわかるので「アジア人に教える日本語」、長女には「外国人が日本に来た時に学校で勉強する方法」、次女は日本の小学校1年生程度の国語をメインに教えています。

 

このブログでは、全世界にいる日本人で、子供さんが日本語あまり上手じゃない人、もしくは話せなくて、イライラってしてしまう人に勇気と希望を与えるために、そして、これから子供が生まれて、日本語教育「どうしよー」と考えている人のために役に立つことが書けたらいいなと思っています。

 

これからどうぞよろしくお願いします。