おかんのなんでも日記(ウェールズの話が多い)

ウェールズ在住、フッと思ったことを書くだけのブログ

イングランドとウェールズの試合を見るとき。。(ユーロサッカーにて)

こんにちは。

 

今日は、ユーロサッカーのイングランド対ウェールズだった。

朝、子供たちが学校に普通の洋服で行くという。次男が「学校中でウェールズを応援するのだけど、僕はイングランドファンだからなあ。みんなを怒らせないために、日本のチームのユニフォームを着ていくわ」といってでていった。

 

すでに、朝、近所の車はウェールズの旗をひらひらさせて、走らせている。

 

長男によると、ウェールズチームの一人が、長男たちの学校の出身だそうだ。

もう、学校総出で応援らしい。

 

いつも思うのだけど、イングランドチームと戦うときのウェールズ人の鼻息はすごすぎる。。。

困るのが、うちみたいな家族だ。

うちは、夫がイングランド人で、私が日本人。子供は長男抜かしてみんなウェールズで生まれ育っている。長男も生まれたのはイングランドだが、育ったのはウェールズで、みんな小さい時からウェールズ学校に行っているので、ウェールズ語は話せるし(たぶん。。)バリバリのウェールズ人だ。。

うちみたいに、父親か母親がイングランドの子供の友達はいるけれども、ウェールズ人もイングランド人も顔は、日本人よりも(爆)似ているから、ウェールズ人になりきれるし、周りもウェールズ人として扱ってくれるけど、(笑)うちのように、ただでさえ日本人の顔をしているものだから、ウェールズ人とは思ってもくれないのに、父親がイングランドとなると、けっこうきついものがある。

そのため、長男は、いまは普通に、サッカーはイングランドを応援、ラグビーはウェールズを応援しているが、一時,超ナショナリストなウェールズ人になってしまったことがあった。きっと、ウェールズ人として認められたかったのだろうな。今は、半分日本人半分イギリス人でウェールズ育ちということに違和感がないようだが、小学生くらいのときは悩んだんじゃないかなと思う。(のんびりしているからあまりそういう風にはみえないけど)

 

次男の場合は、ラグビーもやっていて兄弟姉妹の中では一番ウェールズ語もじょうずなのに、ラグビーも、サッカーもイングランドファンだ。

彼の場合は逆に、ウェールズの「ウェールズ―――」という押しつけがいやだったにちがいない。(母の想像)

修学旅行とかに行って、先生にも「イングリッシュはねー(イングランド人のこと)」と悪口をいわれ、「僕の親父がイングリッシュってしっているのに、むかつく」といっていたし、ラグビーの試合で、イングランドとの試合があるたびに、対抗意識を燃やされるのに、自分は関係ないのに嫌気がさしたらしい。(これも母の見解)

 

上2人に比べて、下の長女と次女は、のんきに普通のウェールズ人になっているようだ。2人ともサッカーよりもラグビーの方が好きで、何かあるといつもウェールズを応援している。おんなのこの方が、まわりにあわせるのがうまいのだろうな、、きっと。

 

夫は、ウェールズのトレーナーを買ったり(チャリティ―ショップで安かったからだけど)して、こういう試合の時は、ウェールズ人に変装しようとしたこともあったが、何せ、普通のウェールズ人よりも体がおおきいのと、話すとどうしても、イングリッシュとばれてしまうため、家でひっそりと隠れてテレビをみるしかない。

(イングランド戦で試合の時にパブにイングリッシュが一人で行くのはちょっと危険。。)全然スポーツに興味がないくせに、ウェールズ対イングランドの試合は見るのは、気になるというのもあるが、試合に勝った時に、後で、ウェールズ人の友達のところに行って、冷やかしにいくためにちがいない。

 

わたしは、、どっちも応援しているが、今日試合を見ていた時長男に、

「ウェールズってさーなんでこんなにナショナリズムのかたまりなの?マミーはそれがうざったいわ」といったら、

「マミーだって日本戦の時はすごいじゃん。おなじだよ」といわれ、なにもいえなかった。

 

そういうものなのかもね。。

 

さて、、今日の試合はウェールズの選手が、すばらしいーロングシュートを決めた後、イングラドに2点取られて、イングランドの勝利だった。

 

今日のウェールズのパブは静かだったでしょう。