おかんのなんでも日記(ウェールズの話が多い)

ウェールズ在住、フッと思ったことを書くだけのブログ

安倍昭恵夫人がロンドンで、日本語を学ぶ生徒さんたちと交流

 

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安倍昭恵夫人が、ロンドンの学校に来て、日本語を学ぶ生徒さんたちと交流を深めたとのこと。

GCSE日本語と、A-レベルの日本語試験がなくなる危機がちょっと前まであって、ようやく、続けることがきまったのがついこの間だった。

中国語に押されて、日本語を学ぶ生徒さんが少なくなってきていると、よく聞く話だが、こうやって、首相夫人が学校訪問して、日本語を勉強する生徒さんと交流をしてくれると、私たち、日本人教師もやる気がわいてくるものだ。(私たちって、勝手に書いてしまったけど、、そう思います。。)

 

日本語というのは、教えてみて初めて分かったことだけど、話すこと自体はそんなに、難しい言語ではない。また、ひらがな、かたかな、漢字と3種類の文字があり、「ひらがな」さえ読めるようになれば、どんな字もよめてしまうのも、すごいところだ。

 

 日本語の科学が世界を変える (筑摩選書)

 

このような本がある。この本の作者は、長年、科学ジャーナリストをしてきた経験から、日本語がもたらす科学研究の長所について書いています。

ちょっと引用してみます。

「なぜ日本人は英語で科学をしないのだろうか。。。(省略)。その理由は、日本語の中に、科学を自由自在に理解し創造するための用語、概念、知識、思考法までもが十二分に用意されているからである。。。。」

「過去1500年以上にわたり、私たち日本人は、最初は中国文化に始まり、蘭学、そして近代西欧文明と、それまで自分たちが持っていなかった新しい知識や概念や文化を積極的に取り入れてきた。

 

言語が違うのだから、そこには必ず翻訳という行為が存在した。その際、単なる言葉の移し替えでは済まないことも多々あったであろう。そこで、新しい言葉を想像して、概念知識や思想哲学まで、きちんと吸収したのだ。だからこそ、例えば今日の科学において、自由に新しい成果を生み出す言語環境が整ったのだ。。。。」

 

なぜ、日本人のノーベル賞がたくさんでるのか、、、、、、、、日本語と関係しているのではないか?・というようなおもしろい論理がわかりやすく書かれていました。

 

そういえば、私の技術者だった父も、「日本語ていうのは、物を説明するのに想像しやすい言葉だ」ということを言っていたな。

 

この本の中にも書かれているように

「サイエンス」は「科学」

「プロトン」は陽子

「エレクトロン」は電子

「セル」は細胞 であって、私のように、科学が大の苦手な人間でも陽子と聞けば、なんだか、あったかいものを作り出すのに必要なものっぽいぞ、、+の電子かな?とかなんとか、想像がつく。

 

科学という漢字は日本人が作った漢字で、中国では、「科学」という文字はなかったんですね。。(和製漢語)

 

私が日本人で、日本語を教えているから、、その宣伝で言わせてもらえば、、

日本語って学ぶ意義がある言語だと思う。

なぜなら、、

「日本語が話せ、理解できれば、最先端の技術論文をよむことができるし、同じ漢字園では、中国の文献はほとんど日本で訳されていたりするので、中国のこと研究するのにも役にたつだろうし、アニメも漫画も面白いし、日本の最先端技術を学ぶこともできるし、日本の中にあるとっても面白いアイデアを、自国に持ち帰って広めてお金もうけできるし。。日本の料理はおいしいし、、(関係ないか)あ、ダイエットにもいいし、、(こちらではウェイトウォッチというダイエット教室がめちゃくちゃはやっている)

 

なにはともあれ、これを機会に、英国で、日本語を学ぶ人が増えてくれたらうれしいな、、と思いました。

 

 

ウェールズにも来てくれたらよかったのに。。。(笑)