おかんのなんでも日記(ウェールズの話が多い)

ウェールズ在住、フッと思ったことを書くだけのブログ

第9回子育て和ごころ塾「かけがえのない命」

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こんにちは

 

先週は第9回目の「子育て和ごころ塾」でした。

去年から始まった「子育て和ごころ塾全10回講座」も、もう9回

9月に後一回残っているだけだなんて、信じられません。

 

さて、

第9回目は

「かけがえのない命」という題名がテーマで、

インドネシア独立秘話、戦国時代の武将木村重成、

パラオのお話、沖縄戦のお話と様々な例を挙げてお話をしてくださいました。

 

先生は、

「歴史を学んで面白いのは、歴史から学んで自分はこうありたいな。と思うから」

 

とおっしゃっていましたが、今回のお話でわたしがすごいなあ、

できたらこうなりたいなーと思ったのは、

前田家の人々のお話です。

 

関ヶ原の戦いで西軍につき、破れて八丈島に流された、豪姫の夫宇喜多秀家、そして子供たちや家臣のために豪姫や家族が亡くなってからも、

明治維新が始まるまで約260年もの間、ずっと八丈島に仕送りをしていたということ。

さらに明治時代に、宇喜田一族が八丈島から帰ってきてから

住むところや生活の面倒をみた、ということ。

こんな壮大な家族リレーで仕送りをし続けていた

ご先祖様の思いを260年もつなげてきた前田家が素晴らしいなと思ったからです。

 

 

冒頭の写真の本

白駒先生とこすいこたろうさんの著書

「人生に悩んだら「日本史」に聞こう」

のP.154の、コタロウコラムで、

 

「人間」とは「人」の「間」と書きます。

人と人の「間」、つながりのなかから、とてつもない力が立ち上がってくるのです。

だから「人間」。奇跡は「間」から来る。

だから「間」がない人を「間違い」っていう。「間抜け」っていう。

そして、人と人との「間」(ま)をつないで行く、これぞ、

「マツリ」というわけです。

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とひすいこたろうさんが書いていらっしゃっていて、

 

わたしは「何かが抜けているから間抜け」だと思っていましたが、なるほど、、

「間」があるからいけないのではなく、

「間」があるから奇跡が来る。

逆に、「間」がなければ奇跡もこない。ということで、さらに言えば、

「間」をつなぐ役割をしているのが心で、

その「心」がなければ「奇跡」も抜け落ちてしまう。

それが「間抜け」ということなのですね。

 

 

「まつり」という音は

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大和言葉音義表(縄文の言霊 林秀臣 P.117)によれば

「ま」は「真理、時間、空間」

「つ」は「付着、つながり続く」

「り」は「「走る、変わる、サラサラ、コロコロなど語尾に付いて活動や変化を表す。」

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つまり、

 

「まつり」=「真理を繋げて走る。」

 

そして、わたしは奇跡と言われているものの中にこそ、「真理」が宿っていると思うのです。

 

今回のお話インドネシア、沖縄、パラオ、ペリリュー、木村重成、前田家と先生のお話に出てきた人々の生き方は、どのかたも、

 

義理人情、

恩と感謝の気持ちを大事に

 

「神様からいただいたかけがえのない命を使って、真理を心で繋げている。

 

ということなのだと思いました。。

 

 

このように考えたら、

 

彼らと同じ立場になった時に、わたしも同じようなことができるだろうか?

同じように、力強く慈愛に満ちた生き方ができるだろうか。

わたしは、真理を心で繋げられているのだろうか?

 

と自問自答してしまいました。

 

先生のご著書を読んで、これらのお話は知っていましたが、

恥ずかしながらここまで

「自分ごと」にして

 

「どんな生き方がしたいのか?」

 

と考えたことはなかったからです。

 

 

 先生は8月は終戦記念日の日があるので、1年12ヶ月のうちで8月くらいは

「命について」考えてもいいのではないでしょうか?

とおっしゃていました。

 

毎年8月は一人で(この8月の感覚は日本で育ったことのないわたしの子供たちにはわからないんですねー。)

「日本の夏(広島、長崎、終戦記念日、甲子園、お盆)を感じて」なんとも言えない気分になるのですが、

 

今年は特に

「自分が繋げていきたい真理」

 

について考えてみたいと思います。

 

白駒先生、今回も考えさせられるお話を、本当にどうもありがとうございました!

 

次回は最終回

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先生の教えやお話しを、最後までしっかりと体に刻み込みたいと思います。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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PS.お知らせ1。

 

令和2年8月30日(日曜日)

日本時間午後8時から

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を開催いたします。

 

「松田式素読(そどく)教室 国語WORKS」の松田先生の講座をlearnjapanで開催させていただけることになりました。

「素読」の効用や、どのように幼児期に語彙力を増やしていくのか、

そのようなことを先生にお話ししていただけます。

海外にいて、「素読」のお話を聞けることはないと思います。

海外での日本語教育に携わっている方々、親御様にとって羽目から鱗の役に立つお話だと思います。

もし、興味がありましたらウェブサイトで詳細をお読みくださいね。

 

 

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お知らせ2。

LearnJapanでは、

3、4歳から6歳までのお子様のための

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4、5歳からのドイツシュタイナー幼稚園で現役教師明見先生の

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を開催しています。

いつでも入会できますのでお問い合わせくださいね。

 

9月からはさらに、日本で小学校教師をされ、

今は継承語日本語クラスを開いていらっしゃる先生の

小学校1、2年生のクラスも開校予定です。