バイリンガル日本語教育、国語の勉強が嫌になった時
こんにちは〜
この間、こちらの記事で、↓
「バイリンガル教育をしているひとほど、日本の歴史を勉強してほしい理由」
を書きましたが、
今日は、もう一つ!
「海外に住む子供たちが、国語の勉強が嫌になった時」にいい方法を書こうと思います。
「海外に住む子供たちが、国語の勉強が嫌になった時」にいい方法
海外で日本語を勉強している子供たちは、小さいうちこそ、親の言うことも聞き
補習校も楽しく通っていますが、3、4年生くらいになってくると、
現地校の学校や課外活動が忙しくなり、なかなか日本語の勉強をする気にもならなくなってきます。
でも、これはある意味、普通のことです。
高学年になるにしたがって、強い自我も芽生え現地校での友達関係、課外活動(サッカーやラグビー、体操、陸上、バレエ、ピアノ、バイオリン、など)で忙しくなってくるのだから、
その国にいれば使う必要のない「日本語の勉強」に一生懸命自分からやる子供の方が少ないのは当然だと考えていいと思います。
むしろ、自我が芽生えてきて、友達との時間を大切にするようになってきたのだから嬉しいことです。
でも、親の立場からしたら、せっかくある程度の日本語能力は身につけているのだから、「ここでやめたらもったいないーー」と、思うのも当然のことだと思います。
さて、、どうするか?
一番いいのは、
お子さんが好きなことと関連つけて日本語の勉強をすればいいですね。
このくらいの時期なら、
理科が好きなお子さんなら、理科の教科書を使うのもいいと思います。
日本人なら全員もらえる日本の教科書の中で、
国語しか使わないのは勿体無いですものね。
道徳の教科書や、音楽、美術の教科書も結構面白いです。
よくできているなーと思いながら私は生徒さんに使っています。
あとは、歴史、偉人伝とかも面白いですね。
ただ、歴史の教科書になってしまうと、結構難しい用語が出てきて漢字だらけで、読むのが大変で面白く無くなってしまうので、教科書は使わない方がいいかもしれません。
どうせやるなら、歴史クイズや偉人伝といったお話形式がいいと思います。
私の経験上、3年生以上の生徒さんたちで日本の歴史や昔話、日本の文化の話をして
「つまらない」と言った子供は一人もいなくて、みんなすごーく興味を持ちます。
「国の成り立ち」の話で、古事記はとてもいい教材です。
子供って、
「日本語を学ぶのが嫌い」なのではなくて、
もちろん、親の生まれた国、日本に興味を持っているんです。
「知りたい」
という気持ちが強いんじゃないですかね?
「国語」だと、海外に住んでいる子供たちにとっての学習にはレベルが高すぎて、
日本語を学ぶには向いていないと思うし、国語を勉強することはいいとは思いますが、
海外に住んでいる日本語を学ぶ子供たち、全員にあっている日本語習得方法ではないと思うのです。
もともと、国語は日本語を学ぶためのものではないですね。
自分の国の言葉の成り立ちや日本人としての心のあり方を学ぶのが国語の勉強だと思うのですが、(それはイギリス人の子供達が英語を学ぶのと一緒ですね。)
日本人の心のあり方を国語で学ぶには、外国育ちの子供達にとっては難しいものがあります。
事細かな表現というのは、英語にもあるし、他の国の言葉でもあると思うのでそれが問題なのではなく、
「自分の興味のない物語」で学ぶのがつまらないと思うんです。
私たちが英語を勉強するときに、いきなり例えば
「ジェーンエア」とか「高慢と偏見」を英語で読んで勉強しろと言われても、「はあ」となりますよね。
いくらクラシック文学で、イギリス人のことがよくわかるとか言っても、ちょっと、、いきなりは敷居が高いですよね。
その代わり、映画ボヘミアンラプソデイーとか見て英語がわからなくても感動したりするじゃないですか。
私が日本の歴史や偉人伝を海外に住んでいる子供達に勉強してもらいたいのは、
物語を聞いて「感動」してもらいたいんです。
感動は、やる気を起こさせます。
物語を聞いて感動する。
↓👆 感動するから面白い 面白いから感動する
「面白い」 ↓
↓☝️ 面白いから豆知識が増え 豆知識が増えるから面白い
↓
「豆知識が増える」
↓ ↓
「日本語を勉強するかいがある。」と子供達に思わせられ、
↓
さらに、
↓ ↓
「日本人としての心」を学ぶことができる。。
一石二鳥 どころか、三鳥、四鳥 だからです。
もしバイリンガル教育をしていて、お子さんが、
「あーーもう、国語の勉強なんて嫌だぜーー」
といっている方がいらしたら、
今度10月27日から始まる、
「親から子へ 日本の心を学ぶ 子育て和ごころ塾」
にぜひ参加してみてください。
絶対に感動しますから!!
まさに親と子で日本の心を学ぶことができます。
少し、日本語の勉強を休んだとしても、
お子さんにとって、絶対にいい経験になると思います。
詳細はこちらです。↓
それではまた!
最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございます。